2012年03月20日

いまどきKT2を知らない女の子とかありえないよね!(十四回目D)

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「わ、これってチョコレートなんですか?」
「そそそ。この前のバレンタインデーのおすそ分けだよー」

今日のお客様は、謎のメイドさんことパーミルさん。
キータにチョコレートをプレゼントしてくれたのでした。

キータが貰ったチョコレートは、透明プラスチック越しに
かわいい人形型チョコが見える箱入りのもの。

「あーっ、これって知ってますよ!!」

その包装に大きく描かれているロゴを見つけて、
キータが嬉しそうに声を上げました。

「KT2って、アイドルさんの集まりなんですよね?」

それは、セルフォリーフでも有名なアイドルグループです。
キータにとってはつい最近知ったばかりの名前でした。


―――――――――――――――――――<本文続き>―――――――――――――――――



「アイドルさんって、チョコレートも出すんですねー」
「まぁねー。ファンサービスってやつ?」

やっぱりアイドルさん本人が作ったんでしょうか?なんて
言いながら、しげしげとチョコレートを見つめるキータ。

「わー、でも、かわいいチョコですねー。
ずんぐりしてるけど、よく見たらパーミルさんみたいです」

デフォルメしたアイドルのデザインのチョコレート。
そのポニーテールを模した頭は黄色のチョコでできています。
長い金髪をポニーテールに束ねたパーミルさんと一緒です。

不思議そうに首をかしげるキータの肩を、
猫みたいな笑みを浮かべたパーミルさんがつつきました。

「キータ君、キータ君」
「はい?」

笑顔のまま人差し指で自分を指してみせるパーミルさん。
きょとんとしているキータに一言教えてあげました。

「それ私」
「え? あ……ああっ!?」

そう、パーミルさんはメイドでガンマンでアイドルなのです。

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「えええええええええええええええええ」

チョコレートのパーミルさんと本物のパーミルさんを見比べて
間の抜けた驚きの声をあげるキータなのでした。





「いやー、いいビックリだった。ナイスリアクション!」
「あ、うぅ……ご、ごめんなさいぃぃ……」

赤面してペコペコバッタになっているキータ。
アイドル本人のチョコレート貰って『そっくりですねー』とか
言ってた自分を思い返すと、もう頭を下げるしかありません。

「ま、KT2も最近知ったばかりじゃしょーがないって」
「いえでも、アイドルさんって知ってたのに…」
「いいっていいって、歌とか聞かせたってわけじゃないしねー」
「あうぅぅ……」

小さくなってるキータの頭をぺんぺんと撫でると、
唐突にポンと手を叩いてパーミルさんはこんな提案をしました。

「それじゃ、今度KT2の活動で応援に来るってのはどう?
キータちゃんのために特別席を用意してあげましょう」
「は、はい! 是非とも!!」

噂ばかりだったパーミルさんのアイドル的な活動を
目にする機会を貰えるならと、もちろん了承するキータです。

「よーし、いい返事だ! あ、これチケットね」

いい食いつきっぷりのキータに嬉しそうに頷くと、
パーミルさんはキータに一枚のチケットを渡しました。

「あ、はい……闘技大会!?」

チケットはセルフォリーフで開かれる闘技大会のもの。
ちょっとアイドル活動からはズレてる気がするキータです。

「それじゃ、応援待ってるよん」

そして、びっくりした顔のままのキータをおいて、
パーミルさんはひらりと手を振って去っていくのでした。





「あ……名前…………!?」

そして、またまた名前を聞き忘れていたキータ。

チョコレートの箱に書かれた名前をじっと見た後、
結局、本人から読み方を教えてもらうことにしたのでした。



ゲストさん:パーミル・クレセントさん


posted by りの at 22:06| Comment(0) | キータの日記
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