2012年05月15日

どう見てもキラーです本当にありがとうございました(十七回目)

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「うわー、なんですかコレ! すごいです!
なんだか浮いてます! ひとりでに動いてます!!」

本日はフリアミスタさんのところにお邪魔しているキータ。
ふわふわと野営地を浮いていた物体を見つけて騒いでいます。

その物体の正体は、【E-KD13】かんたんドラグーンくん。
フリアミスタさんが発明した武器なのでした。

「ああ、それ見るのはじめてでしたっけ?
 前から同じようなの、ずっと使ってたんですけど」

標的を指定すれば念じるだけで自動で攻撃してくれるという
天才科学者フリアミスタさんならではの武器です。

「師匠! これ作ってみたいです!!」
「えっ」
「これどうやったら作れるでしょうか?」
「えーと・・・」

無理だと思うけど、なんかうっかり作りそうで怖い。
期待のまなざしを向ける自称弟子を見ながら、
どう返事したもんかと悩む、フリアミスタさんなのでした。


―――――――――――――――――――<本文続き>―――――――――――――――――







『同じものを作るにはどーするか、自分で考えるのれすよ!
こ、こう・・・自分の発想力を磨きなさい・・・的な?』
『分かりました師匠! 自分でやってみます!!』

思念誘導で動く浮遊兵器の作り方とか教えるのも面倒なので、
そんなやりとりでその場は片付いたのですが――――。

その翌日には、はりきった様子のキータがやってきました。

「師匠! できました!!」

えー、という顔を浮かべるフリアミスタさん。
いくらなんでも開発期間が短すぎです。

「えへへー、見てください!
師匠の武器にあやかってファンネルちゃんと名付けました!!」

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キータが取り出した『ファンネルちゃん』とやらは、
たしかにフリアミスタさんのドラグーン君に似ています。

・・・ですが、全体的に丸っこくて、先端に顔が描いてます。

「な・・・なんか懐かしい気がする見た目ですねぇ?」

故郷の世界の古いゲームに出てくる、
顔のついた大砲の弾を思い出すフリアミスタさんでした。

「それで、これはちゃんと動くんですか?」
「もちろんですとも!」

自信満々に胸をどーんと叩くキータ。
さっそくファンネルちゃんのスイッチを入れます。

「ファンネルちゃん、起動!」

即座にまっすぐ宙を飛んでいったファンネルちゃんは、
その辺の木にぶつかって落ちました。

「えええ!?」
「ああ、やっぱり・・・」

飛ぶだけでもすごいなぁ、とか思うフリアミスタさん。
浮いてるのは恐らく魔法仕掛けでなのでしょう。

「魔法のペンでモノに顔を描いて、生き物みたいに動かす
・・・っていう予定だったんですけど・・・」

おかしいなぁ、と、ファンネルちゃんの顔を覗き込むキータ。
ためしにスイッチを入れてみます。

キータの顔面をアッパー気味に捕らえるファンネルちゃん。

「にゃーっ!?」

ごろごろと転がったキータを、
ファンネルちゃんは笑顔のままさらに追撃していきます。

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「ま、これはこれですごいんじゃないですかね?」

あんまり制御できてないとはいえ、
自動で目標を追尾するミサイルみたいなもんですし。

そうは思うものの。

自分の作った武器に追っかけ回されているキータを見て、
褒めるべきなのかどうか悩む、フリアミスタさんなのでした。


ゲストさん:フリアミスタさん


posted by りの at 00:48| Comment(0) | キータの日記
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